左奥で噛めない
症例内容
性別:女性
年齢:49歳
欠損様式:単独
埋入本数:1本
埋入部位:36
併用手術内容:なし
手術時間:60分
インプラント体埋入:2013.6.22
上部構造装着日:2013.12.14
術前口腔内写真 2013.4.22
術前パノラマ X 線写真 2013.4.22
最終上部構造装着後3年後
口腔内写真 2016.8.6
最終上部構造装着後3年後
パノラマ X 線 2016.8.6
1. 初診時の状況
開業医にて抜歯をされており、インプラント治療を希望に来院された。 口腔内清掃状態良好。
2. 検査内容
歯周基本検査
デンタルおよびパノラマX線検査
CT 検査
研究用模型による咬合確認
全身状態について医療面接:特記事項なし
3. 治療計画
下顎左側臼歯部への固定性補綴物として、ブリッジおよびインプラント治療について長所と短所を含めて提 案した。患者の希望にて、下記のインプラント埋入計画を立案した。
① CT撮影を行った
② 近遠心、頬舌的な骨幅が存在することを確認。
下顎管までの距離も考慮して36にNobel Replace Straight Groovy φ5.0×13.5mm を埋入予定。
③ 3ヶ月後に二次手術を行う。
④ その後、印象採得を行い,暫間上部構造をセットし咬合の安定並びに周囲歯肉の安定を察る
⑤ 1か月後、上部構造装着(ジルコニアアバットメント+オールセラミックスクラウン:セメント固定)
⑥ メンテナンスへ
① CT撮影を行った
② 近遠心、頬舌的な骨幅が存在することを確認。
下顎管までの距離も考慮して36にNobel Replace Straight Groovy φ5.0×13.5mm を埋入予定。
③ 3ヶ月後に二次手術を行う。
④ その後、印象採得を行い,暫間上部構造をセットし咬合の安定並びに周囲歯肉の安定を察る
⑤ 1か月後、上部構造装着(ジルコニアアバットメント+オールセラミックスクラウン:セメント固定)
⑥ メンテナンスへ
4. 手術記録及び経過
2013/6/22 36インプラント1次オペ
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、骨面を明示。インプラント埋入窩を ノーベルガイドをもちいて、通報に従い形成後、36 に Nobel Replace Straight Groovy φ5.0 ×13.5mm を埋入,5-0 ナイロン糸にて縫合。圧迫止血にて止血確認後処置終了した。
2013/7/3 抜糸
2013/10/6 二次手術を行った。
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、歯肉粘膜弁剥離。カバースクリュー明示 ヒーリングアバットメントを装着。φ5mm×3mm,を装着。5-0 ナイロン糸にて縫合後圧迫止血。 止血確認後処置終了。
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、骨面を明示。インプラント埋入窩を ノーベルガイドをもちいて、通報に従い形成後、36 に Nobel Replace Straight Groovy φ5.0 ×13.5mm を埋入,5-0 ナイロン糸にて縫合。圧迫止血にて止血確認後処置終了した。
2013/7/3 抜糸
2013/10/6 二次手術を行った。
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、歯肉粘膜弁剥離。カバースクリュー明示 ヒーリングアバットメントを装着。φ5mm×3mm,を装着。5-0 ナイロン糸にて縫合後圧迫止血。 止血確認後処置終了。
5. 上部構造物
2013/10/18
クローズドトレー法にて 36 暫間上部構造の印象
2013/10/31
暫間上部構造の装着
2013/12/1
オープントレー法にて 36 最終上部構造の印象
2013/12/14
最終上部構造の装着(ジルコニアアバットメント+オールセラミックスクラウン:セメント固定)
クローズドトレー法にて 36 暫間上部構造の印象
2013/10/31
暫間上部構造の装着
2013/12/1
オープントレー法にて 36 最終上部構造の印象
2013/12/14
最終上部構造の装着(ジルコニアアバットメント+オールセラミックスクラウン:セメント固定)
6. メインテナンス
3ヶ月に1度のメインテナンスを行っていく
7. 経過
経過良好。現在まで3ヶ月に1度のメインテナンスを継続中。
8. 考察
術前に CT 撮像、診断用 Wax-up を行い、シュミレーションソフトを用いて補綴主導のインプラント 埋入計画を立案した。1次オペはサージカルガイドを用いて埋入を行ったので、手術時間も短く、 患者の負担を軽減することができた。今後も定期的なメンテナンスを行い、注意深く予後を追って 行く。