左奥で噛めない
症例内容
性別:女性
年齢:55歳
欠損様式:遊離端
埋入本数:2本
埋入部位:36,37
併用手術内容:NON
手術時間:60分
インプラント体埋入:2013.9.14
上部構造装着日:2014/3/15
初診時口腔内写真 2013.8.13
初診時パノラマ X 線写真 2013.8.13
最終上部構造装着後1年後
口腔内写真
2015.6.7
最終上部構造装着後1年後
パノラマ写真
2015.6.7
1. 初診時の状況
下顎左側第二大臼歯の歯根破折のため近医で抜歯となった
インプラント治療を目的に当科を 紹介受診した
インプラント治療を目的に当科を 紹介受診した
2. 検査内容
⚫ 歯周基本検査
⚫ デンタルおよびパノラマX線検査
⚫ CT 検査
⚫ 研究用模型による咬合確認
⚫ 全身状態について医療面接:特記事項なし
⚫ デンタルおよびパノラマX線検査
⚫ CT 検査
⚫ 研究用模型による咬合確認
⚫ 全身状態について医療面接:特記事項なし
3. 治療計画
36部への固定性補綴物として、、義歯およびインプラント治療について長所と短所を含めて提案した。患者 の希望にて、下記のインプラント埋入計画を立案した。
① 36,37部のCT撮像を行った。その結果充分な骨幅と高さが認められた。インプラントを行う計 画を立案した。Nobel Replace Straight Groovy φ4.0×11.5mm,10mm を埋入予定
② 3ヶ月後に二次手術予定
③ その後暫間上部構造をセットし咬合の安定並びに周囲歯肉の安定を察る
④ 1か月後、上部構造装着予定(チタンアバットメント+ハイブリッドレジン:セメント固定)
⑤ メンテナンスに移行
① 36,37部のCT撮像を行った。その結果充分な骨幅と高さが認められた。インプラントを行う計 画を立案した。Nobel Replace Straight Groovy φ4.0×11.5mm,10mm を埋入予定
② 3ヶ月後に二次手術予定
③ その後暫間上部構造をセットし咬合の安定並びに周囲歯肉の安定を察る
④ 1か月後、上部構造装着予定(チタンアバットメント+ハイブリッドレジン:セメント固定)
⑤ メンテナンスに移行
4. 手術記録及び経過
2013/9/14 36,37部にインプラント1次オペを施行。歯槽頂切開し、骨面を明示。インプラント
埋入窩をノーベルガイドをもちいて、通報に従い形成後、36 部に Nobel Replace Groovy φ4.0× 11.5mm,37 部に 10mm を埋入。5-0 ナイロン糸にて縫合。圧迫止血にて止血確認後処置終了した。
2013/9/24 抜糸
2013/12/26 二次手術を行った。
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、歯肉粘膜弁剥離。カバースクリュー明示 ヒーリングアバットメントを装着。φ5mm×5mm Φ5 mm×5mm 5-0 ナイロン糸にて縫合後圧迫止血。止血確認後処置終了。
埋入窩をノーベルガイドをもちいて、通報に従い形成後、36 部に Nobel Replace Groovy φ4.0× 11.5mm,37 部に 10mm を埋入。5-0 ナイロン糸にて縫合。圧迫止血にて止血確認後処置終了した。
2013/9/24 抜糸
2013/12/26 二次手術を行った。
浸潤麻酔後(オーラ注 1,8ml×1 本)、歯槽頂切開し、歯肉粘膜弁剥離。カバースクリュー明示 ヒーリングアバットメントを装着。φ5mm×5mm Φ5 mm×5mm 5-0 ナイロン糸にて縫合後圧迫止血。止血確認後処置終了。
5. 上部構造物
2014/1/11
オープントレー法にて 36,37 部暫間上部構造の印象
2014/1/21
暫間上部構造の装着
2014/2/25
オープントレー法にて 36、,37 部最終上部構造の印象
2014/3/15
最終上部構造の装着(チタンアバットメント+ハイブリッドレジン:セメント固定)
オープントレー法にて 36,37 部暫間上部構造の印象
2014/1/21
暫間上部構造の装着
2014/2/25
オープントレー法にて 36、,37 部最終上部構造の印象
2014/3/15
最終上部構造の装着(チタンアバットメント+ハイブリッドレジン:セメント固定)
6. メインテナンス
3ヶ月に1度のメインテナンスを行っていく
7. 経過
経過良好。現在まで3ヶ月に1度のメインテナンスを継続中。
8. 考察
術前に、診断用ステントを用いて CT 撮像を行い、シュミレーションソフトを用いて補綴主導のイン プラント埋入計画を立案した。本症例においては、セメント固定を用いた。術前にスクリュー固定 とセメント固定のそれぞれ利点、欠点を説明したが、患者は審美的な観点からセメント固定を選択 した。今後も定期的なメインテナンスを行い、注意深く予後を追って行く。